2018.06.14
さて、この記事を読んでくださっている多くの方は就活を経験し、現在もその会社で働いている方もおられれば、転職された方や自分で何かを始められた方などもおられるかと思います。
が、僕は人生で今まで1度も就活という経験をしてきていません。
詳しくはプロフィールをお読みください。
Check!矢野大地のプロフィール
そんな僕が多くの人たちが就活をしている最中に何をしてきたのか…
この記事ではそんなことを簡単ではありますが、書いてみようと思います。
目次
暮らしを差し置いて、仕事を優先することへの違和感
僕は大学時代に大学外へ出て様々な経験をしてきました。
それが大きく影響しているのか…
大学4年生になった時も一切、就活をしない道を選んだんです。
そもそも企業就職というより、教師になりたいと考えていたことも理由のひとつではあります。
「なぜ、大学を卒業した後に”仕事”を基準にして暮らす場所や環境を選ばなければならないのか?」
そんなシンプルな疑問がふつふつと湧いていたんです。
もちろん、そんな僕の意見に対して、周りの大人の人たちは、
・まずは3年企業で働いて、それから考えればいいのでは?
・甘いこと言ってたらダメだよ。社会を知りなさい
など、ありがたい言葉をかけてくれましたが、僕の疑問はその意見では一切払拭されましせんでした。
どんな暮らしをしたいのかを必死に考えた「住活」
僕は、大学を卒業する時に、
”自分の暮らし”
をまず1番に考える選択しようと決めた。
どんな暮らしをしたいのかによって、・どんな環境で生活するのか
・どんな人たちと関わって行くのか
・どれくらいの収入が必要なのかが決まってくる。
だから、就活もしなかったけど、住活を頑張った!— 矢野大地 (@123Vaal) 2018年6月14日
周りの友だちがみんな「就活」してた時、僕は大学を卒業したあとどんな暮らしをしたいのかを必死に考えて「住活」をしていました。
高知の山奥にそのヒントが隠されていた
大学4年生に入り、僕は高知県の大豊町という「限界集落」という言葉が生まれた地域に初めて足を踏み入れる機会ができました。
そこで見た景色があまりにも素晴らしくて、シンプルに「こんなところで暮らしたい」って思ったんです。
また、今では暮らしの一部になりつつある狩猟もこの時初めて現実で触れて、とても興味が湧いたんです。
生きていく上で仕事は大事な要素なんだけど、それって会社で働くことだけじゃないよな?
こんな美しい集落を維持していくことも仕事だし、獣の肉をいただくことだって仕事なのではないか?
と当時、僕には雷が落ちるぐらいの気づきがあったことを覚えています。
暮らしを優先して考えたら、自ずとどんな仕事をするかも決まってきた
そして、紆余曲折あり、僕は現在大豊町の隣の本山町の標高650mの山奥に家を借りて暮らしています。
ボロボロの古民家をできるだけ自分の手でなおして、草木が生えまくった土地をきれいに整備していき、ニワトリを飼って毎日たまごをいただく生活を始めました。
ありがたいことに、僕は大学時代に知り合ったイケダハヤトさんというブログを使って飯を食っている人に1年間のベーシックインカムをいただくことができることになり、1年間はこちらのブログを書きつつ、生活のベースを作ることに勤しんでいました。
また、そんな暮らしをはじめてから「同世代が地域にいないことが寂しい」、「行き方とか進路に悩んでいる若者が訪ねてくる」というような理由から若者を受け入れる活動を初めて、現在ではNPO法人を立ち上げて元々したいと思っていた教育に近い立場の仕事をすることができています。
進路に悩んでいる人はまず、何を優先順位に生きていきたいのかを考えるといいよ
僕みたいな極端な暮らしを選ぶ人はとても少ないと思っていますが、行き方とか進路とか悩んでいる人に言いたいのは、まずは自分がこれからいきていく上で何を優先順位高く生きていきたいのかを考えるといいと考えています。
それが、悩んでいる問題をシンプルに解決してくれる方法なのだと僕は本気で思っています。
僕にとって、就活は自分の生きたい生き方を見つける方法ではないって思っていたから、まずは暮らしを作る環境を選び、その環境から自分がやりたいことをひとつひとつ積み上げて、いく方法を選びました。
生き方が多様化された社会だからこそ、そんな選択肢のとりかたもありなんだよと多くの人が知ってくれればなと思います。
まとめ
よく、
「周りの人が選ばない生き方選んで怖くなかったんですか?」
みたいな質問をもらうことがあるのですが、
僕は素直に、
「そりゃ怖かったです。」
と答えます。
でも、それと一緒に、
「でも、僕にはその選択肢しかなかった。」
とも伝えるんです。
暮らしをベースに考えて、自分が気にいった暮らしが目の前にあったのに、それを選ばず「みんながしている」という理由で自分に嘘をつくのが嫌だったんです。
ポジティブな理由だけではないけれど、そんな選択肢を選んでから3年。
本当に後悔ない生き方をできてるって感じます。
この記事を読んでくださった皆さんも、もう一度、
「今の自分の生き方が本当にしたい生き方なの?」
と問い正してみてもらえる機会になったのなら、幸いです。
20代の若者が限界集落に住む際に気をつけておかなければならないこと
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NPO法人ひとまき代表理事
猟師・企画デザイナー
月間4万人の人に読まれるブログ「ジムニーに乗ったサル」
ジビエ特化メディア「ジビエーる」を運営。
詳しいプロフィール
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