2020.02.01
どうも、自由になったサルです。
プロフィールはこちらから。
目次
イケダハヤトのアシスタントを卒業しました。
イケダハヤトとの出会いは僕が大学4年生の7月でした。
対談原稿の編集が4件。アシスタントほしいな…高知でいい人材はいないものか…。
— イケダハヤト (@IHayato) 2014年7月16日
当時、彼が移住してきてすぐだったため、編集作業や写真撮影などのアシスタントを募集していたイケハヤさん。
そこに、何一つスキルもない、行動力バカの僕がぶち当たったのです。
多分、イケハヤさん的には「こいつ、求めてるスキル何にもないけど、なんかおもろいから雇ってやろう。」くらいにしか思っていなかったかもしれません。
でも、僕は恥を捨て、何もできないけど、面白そうなのでやってみたいということでぶち当たったんです。
結局、学生時代には月に2〜3回ほど取材の手伝い、また取材した音声の文字起こし、またイケハヤさんが編集長をしているBIG ISSUE ONLINEのちょっとした仕事をしていました。
時給は公表していいかわかりませんが、時給1500〜2500円くらいもらってました。
最低賃金が650円きってる高知ではありえない数字ですね。
そんな時給がもらえるほどのクオリティを作れていたとは到底思えません、が彼は最初に提示した時給から安くしたことは一度もなかったです。
大学4年生の3月。
就職活動もせず、黙々と地域活動に頭を突っ込んでいた僕は3月中旬まで仕事は決まっておらず、焦る気持ちもありましたがなんとかなるだろうと思ってました。←アホ
が、卒業式が近づくにつれ、不安と恐怖がどんどん増してきて、自分の人生がこれからどうなるのかわからなくなっていました。←当たり前
藁にもすがるつもりで、イケハヤさんに「就活もやってこず、かといってスキルがあるわけでもなく、これからの進路が決まっていません。ですが、やりたいことは人一倍あるんです。仕事ください。」的なメッセージを送りました。
そしたら帰ってきた言葉が、
という言葉でした。
ここから、イケダハヤトのアシスタント制度が生まれ、ベーシックインカムで月に10万円をいただくことが決まりました。
卒業してからの僕は他でもライターみたいな仕事をいただくことができて、そちらでも文章を書きながら、ほぼ毎日ブログも更新していきました。今までやってきた地域での活動の幅もどんどん広げていきました。
そんなこんなで色々ありましたが、約1年半アシスタントとしてベーシックインカムをもらいながら自分のやりたいことをカタチにするために頑張ってきて、先日やっとNPO法人を設立し、自分たちで事業を作っていく場所を設けました。
そして、自分で稼ぐ能力、土台が出来上がったのでイケハヤアシスタントを卒業させていただくことになりました。ありがとうございました。
総額200万円の投資をしてくれました。
イケハヤさんはどう考えているかわかりませんが、僕はイケハヤさんに投資をしてもらったと思っています。
約1年半の間、ベーシックインカムだけではなく、空き家を改修するための費用の一部、カメラ、農機具などの機材購入、取材の渡航費など…いろんな面で投資をしてくれたのです。
今、冷静に考えてみると総額は約200万円ほど。。。
普通にいい車が買える値段です。
僕は車と同じぐらいの価値をイケハヤさんに与えられてのか。それは、わかりません。
でも、今すぐではなくてもこの投資が間違っていなかったと証明できるようなことをやってみせますよ!
では、この約1年半の間、イケハヤアシとして動いた結果、僕には何が身についたのでしょうか?
①生産力
よく、イケハヤさんは自分でも”僕は生産量が他の人とは比べものにならないんですよ!”っておっしゃっていますが、本当そうなんですよね。
生産量が減ったと言われている今でも、ブログ毎日3記事ほど、noteマガジン、オンラインサロン、編集、イケハヤランド建設などなど…とてつもない生産力なんです。
そんなイケハヤさんに教わったこと(彼は〜してくださいとか、具体的に支持する人ではないので勝手に見て気づいたこと)は、
100%に近い純度の生産物を1つ出すより、60%の純度の生産物を10個出す方がいい
ということです。
一つの何かを極め、磨き、職人的になる人以外はこうしたクオリティが高くなくてもとにかく出していくということがとても大事なのだと学びました。
理由は2つ。
・大抵の人は自分が本当に”いい”と思って出すものを他人がいいと判断するかはわからない。
・大抵の人は”いい”と思って出せるもの自体、極端に少ない。
ということなんです。
僕は職人的に何かを極め、磨くというタイプではないし、今はそのフェーズにはいません。だからこそ、60%でいいからトコトン生産量を増やすことに注力すべきだということを学びました。
実際、イケハヤアシになってから様々な企画を打ちました。
クラウドファンディングという資金調達の方法
狩猟免許試験に行ってきたよ!第一種猟銃免許所得しました。ハンターへの第一歩
【嶺北移住計画】本山町の空き家がスペック高すぎて速攻移住決定! こんなところに行きます
初海外、フィリピンへ降り立った。一生、日本しか知らない人にならなくてよかったと本気で思えた
2015年の愛を全身で受け取るケツバット&フリービンタは僕らに何をもたらしたのか?
【女人禁制・観覧注意】高知県の山奥に女の子の大事な◯◯が拝める場所があると言うので行ってみた。
【満員御礼】だいちハウスでブロガーによる、ブロガーのための合宿を開催するよ!
【観覧注意・と殺】僕らは命の大切さを日々感じているだろうか?
【一人暮らしやめました。】だいちハウスに新しい家族が増えたよ!
【標高1,000m・移住】すいません。もう人とは住めないので山に籠ります。
【マイプロジェクト】まだ親や先生で消耗してるの?中、高生になったら自分だけのプロジェクトを持とう。
【急募!碁石茶親衛隊】400年以上続く、伝統的な製法を守り、つなげる手伝いを募集しています
【募集!!!】8、9月にだいちハウスで短期滞在しませんか??
ん〜ずらっと並べてみたけど、ブログで紹介してるだけでこの量。ほんと自分、生産量格段に上がったな〜笑
②インプット力
生産量を上げる最大の要が「インプット力」なんです。
イケダハヤトのあの生産の速さと生産の量にはものすごい量のインプットがあることをアシスタントになったことで気がつきました。
確かにそうなんです。どれだけ新しいことしようと思っても、人は経験していないこと、知識としてもってないことから新たしいことを生み出すのはほぼ皆無。
だからこそ、生産量が多い人の裏には10倍以上のインプットがあるんです!
僕も、もともと情報収集とか結構苦手で、自分が好きなもの、興味のあるものしか見ない性格だったんですが、イケハヤさんから学び、知らないことを知ることに積極的に動きました。
ブログを始めた頃はは面白い人に取材をして、そのインタビューを記事にしたりもしてましたしね〜(大変なんで、最近はあまり書いてないですが。)
今では情報収集することが面白くなってきて、本も全然読まなかった自分が結構意識的に本を読むようになりました!
やっぱり、生産量の高い面白い大人は大体それの10倍以上のインプットをしてるんですよ。
③マーケティング力
特にブログを始めてから身についたなと肌で感じる力です。
ブログとか、SNSってすごくわかりやすい媒体なんです、反応がいいか悪いかが数字ですぐにわかっちゃうんですよね!
ブログだと、いわゆる”バズる”なんかもその一つの指標と言えるかもしれないですね。その時期に何が大衆の興味のあることなのか的なこともすぐわかっちゃう!
僕なんかは自分と同じ世代の人が何を好んで、何を嫌いとするのかみたいなのがなんとなくわかってきた気がします。それは、自分自身のブログだけではなくて、イケハヤさんのブログなんかを見ていてもよくわかるんですよね。
イケハヤさんからブログのテクニックなんかについて、みっちり教えてもらったことはないですが、
イケハヤさんが話の中で「今はこれがアツいですね〜」という話とかをしっかり聞くだけでもだいぶマーケティングできるし、そうした捉え方を学ぶことで自分自身の力にもなったなと感じます。
④発信力
もちろんだろって感じですが、発信力はとてつもなく上がりましたね。
ざっとした数字としてあげても、
ブログの月間PV数は7〜10万、
Facebook友達1900人、
フォロワー数1000人、
Twitterのフォロワー数2500人…
ってな感じでブログ、SNSだけでもすげー発信力上がってます。
最近は「あ!自由になったサルさんですよね?」的な感じで声をかけていただくことも結構多くて、ちょっと優越感に浸っています。
発信力が上がって一番良かったことはといえば、やっぱり立ち上げたNPOの活動の広報がより広く伝わるようになったことですかね。
先月まで頑張ってくれていた碁石茶親衛隊もほんの2週間くらいの募集期間で全国、世界(タイから2名)から10名の方が参加してくれました!
今までの僕では全く届かなかった層にまで届くようになったのはホント大きな力になってます。
イケダハヤトのアシスタントってだけで勝手に2chとかで叩かれたりして、勝手にちょっと有名になれた感も実際あります笑
でも、これもリアルな力になってますからね!
⑤無駄なつながり、関わりを断つ勇気
大学生の時、すごくたくさんの人と関わってきました。
そのそれぞれに僕の人物像みたいなものが写っていて、僕は必死にその関わりのなかで上手く生きていこうとしてきました。
でも、イケハヤさんにあって、そんな風に小さな社会のなかでコソコソ上手く生きていくことに何の意味もないなと気づかされました。
実際、人と出会う母数が増えても関わりをしっかり持てる人の数は決まってます。そして、その母数を超えて関わろうと頑張れば頑張るほど自分自身の負担となっていきます。
そんなことをしなくても僕のことを見てくれて、応援してくれて、しかってくれて、慰めてくれる人はいるってことに気づかされたんですよね。
彼も、いつも僕に言ってました。
僕、友だち少ないんですよね〜
って。
でも、イケハヤさんの周りにはいつも人がいて、以外と人と一緒にいたりするんです。
それは、イケハヤさんにとって、自分が必要だと思うつながりがただそこにあるだけで、それ以外の馴れ合い的な関わりは全て排除してるんだろうなと。
このブログもバズりましたが、僕は今まで気がついていたのに怖くてできなかったことをズバッと書いてくれている記事でした。
そんな無駄な関わりを排除できている彼はいつも、自分のやりたいことでいっぱいで楽しそうだったんですよね。
”無駄なつながり、関わりを断つ勇気”を持つことができたのが、もしかしたらイケハヤさんのアシスタントになって一番良かったことかなと思いますね。
ただ、いい面も悪い面もあるイケハヤアシ
まとめ的に書いておくと、僕は99%でいいことばかりだったイケハヤアシですが人によっては悪い面もあるなと思うのが正直なハナシ。
特に”イケダハヤトに憧れて!”とか、”有名になりたい!”なんて思ってイケハヤアシになる人は「まだイケダハヤトのアシスタントで消耗してるの」になる可能性大ですね。
理由は簡単です。
- イケダハヤトを最大限利用し、自分も利用される関係を築けない
- イケダハヤトは基本、放置プレイなので何かを提案されるのを待ってても何も生まれない
- イケダハヤトのアシスタントという肩書きに世の中の人は飽きてきている
- イケダハヤトは考えている以上に努力し、生産量もとてつもないので、憧れている場合ではない
こんなところですかね。
アシスタントと言ってもいろいろあるし、タイプも違います。実際、僕みたいなタイプも一人もいないです。イケハヤアシになったらいいことばかりだったのは僕だけかもしれません。
実際、何か与えられて、それをこなして生きていきたい人にとってこれほど居心地の悪いコミュニティもないと思いますし、イケハヤさんから何か学びたいと思っても、努力できていない自分に劣等感を感じることばかりです。
だから、ある意味でイケハヤさんに、イケハヤアシに、こうしてほしいと期待してる人は消耗するばかりでしょうね。
だけど、逆に僕みたいに自分のやりたいことをガンガンできる人にとっては天国のようなコミュニティなんですよね。
これがイケハヤアシの実態です。
これからイケハヤアシとして高知へ来る人へエールと思って書いておきました。
たぶんイケハヤさんも言うでしょうね。
ってね。
おすすめ記事
・「本当にお酒に強い?」9種類のパターンに分類し検査してくれる遺伝子検査をやってみた結果…・【決定版】映画ドラマ見放題サービスの徹底比較とオススメの紹介
・諦めることに対してネガティブじゃないですか?生まれつきが99%!?為末大さんの「諦める力」が的を射すぎている件
NPO法人ひとまき代表理事
猟師・企画デザイナー
月間4万人の人に読まれるブログ「ジムニーに乗ったサル」
ジビエ特化メディア「ジビエーる」を運営。
詳しいプロフィール
矢野大地の欲しいものリスト 矢野大地のvalu
- 【警告!&対策】酒の飲み過ぎに注意!蕁麻疹が体に出始めたら警告信号
- 【ムカデ対策・対処】焼酎漬けが不思議なほど効く
- 焼き鳥屋に行ったら考えたい。砂肝、ハツは一羽にいくつあるのか?
- 高知で駄菓子買うなら、『矢野玩具店』が超オススメ!
- 【四国88ヶ所】自転車遍路するときに知っておくべき7つのこと
- たった2つの自然のもので作れる本格的な秘密基地の作り方
- 【鹿・なめし革】野山を走る鹿から、毛革になるまでの全行程をまとめたよ
- 約1年半、イケダハヤトのアシスタントをして身についた5つこと
- 【検証】ビールには自信のある3人の男が10種類のビールを飲んで当てられるかやってみた
- 【狩猟のリアル】鹿を自分の手で殺し、さばき、食べてわかったこと