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先生は絶対だと教えられてきたけれど、先生こそ絶対ではいけない理由

2015.10.15

みなさん先生は絶対的な存在だと教えられてきませんでしたか?

というか先生は絶対的な存在で、ミスも許されないって思っていませんでしたか?

少なくとも僕はそう思える教育現場で学んできましたし、《小学校から教員目指してて、教育実習行ってから教員になるのやめた理由》でも書いてきましたが、教育実習先でもそう教えてこられました。

でも、先生こそ間違えて当然の存在であるべきだと思うんです。

その理由を書きたいと思います。

失敗から学び、成功に繋げる

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僕はいろんな人たちと話してきて、自ら自己選択し、自らの道を切り開いていっている大人はみんな失敗というものを経験しているなと思うんです。

ある意味で社会的に成功していると言われる人の多くは「失敗」してきている人だと思います。
 

失敗とは思っていたゴールではない方向へ行ってしまったり、ヒトから批判されたりということを含めてを言っています。

そして、僕自身も失敗することでしか新しいことを生み出せないし、自ら選択してこんな生き方は選べていなかったなと思います。

単純に失敗をすると、「こういう方法はダメだった!」ってことに気がつくことができて、同じことは2度と繰り返さないように意識することができるんです。

だけど、逆に失敗をあまり経験していないと、「こういう方法でしたら成功する」という固定概念が自分のなかに固まってしまい動けなくなってしまい、結局将来失敗した時に立ち直れないケースが多いと思うんです。

新しいことにチャレンジをするといことにはとても大きあリスクが伴ってきますがそれを経験してきていないヒトがとっても多いのが事実です。
 

そういう人は、将来自分が大きな選択を迫られた時、選択肢を「失敗しない方」という選び方しかできないんですよね。

そして、いつかはその失敗しない方という選び方で「失敗」してしまうんです。

僕は「失敗」は成功を導き出す最大の鍵であり、「失敗」しない人は「成功」もできないと思っています。

そして、その失敗はより若い時に学んでおくべきことなんだと思っています。

「失敗」してわかった、自分自身の甘さ

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僕も大学生時代にいろいろな経験をしてきました、やりたいことを実現するために学生のチームを7つも作って活動してきました。

ただ、結局現在も残って活動している団体はたったの2つ。

ここで僕が学んだことはとっても大きいことでした。

「人」と何かを作っていくこと


「信用」を得ていくこと、


「続けていく」こと

の大切さです。

自分一人で何かすることで、社会が変わることはほぼ100%ないです。

自分がやることが、「人」に共感してもらい、「信用」得て、「続けていく」ことでシステムが作られていき、いい方向に変わっていくのです。

僕は自分自信の甘さを知りました。「人」と何かをしていくこと、「信用」を得ること、「続けていく」ことの難しさを知ることができたんです。

これは僕がリスクを恐れず動くことができる環境にいたからだと思っています。本当に感謝しています。

先生が絶対的な存在で、失敗しないから、生徒は失敗することを学べない

もう、僕はこれが本質だと思っています。

ほとんどの先生は先生になる前に「先生は絶対的存在でなくてはならない。」「失敗してはならない」と教えられるんですよね。

つまり完璧な人間像を見せるために、完璧な人間を装わないといけないわけです。

ただ、大概の先生は真面目なので、それに対して疑問を持つ人はほとんどいません。だって、みんな完璧な存在を目指してますから。

だけど、それでは成功体験だけ与えて、失敗することを学ぶ機会はいつあるんだろうと思うんですよね。

失敗しない道ばかり選ぶ先生に教えられる生徒が「失敗」することを選ぶとは思えません。

とってもいい例を言っちゃうと、大学生の時「浪人」を経験してる人がやたらアクティブだったり、やたら大人っぽかったりするのは「失敗」を経験してるからだとシンプルに思うんですよね。

良くも悪くも、社会的に嫌われる「浪人」を経験したのですから、その経験はとってもよかったんだろうと思うんですよ。
 

だから、僕はまず先生が絶対的存在ではないということを教えないといけないと思います。

戦時中、戦後すぐの軍隊的教育ではもう時代が全然ついてきていないんですよ。

SNSやインターネットなんかは生徒の方が先生よりも詳しい時代なんです。

だからこそ、先生でもわからないことがあって、先生でも失敗はする。そして、先生でも挑戦をしていく。
 

こんな風な表面的に作り上げたきらびやかな世界を見せるんではなくて、もっとリアルを伝えていく教育が増えていくことを僕は願っています。

「失敗」をよしとしない。そんな社会で生きていくことがどれだけ辛いことか、考えてみてください。

先生だって失敗します。当たり前の事実なんです。
 

失敗を成功へとつなげていく為末さんの考え方は超素晴らしいので、ぜひ!

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矢野 大地 (やの だいち)


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