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新卒で教員にならなくてよかった5つの理由

2016.12.03

どうも、自由になったサルです。

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本日は小学校から教員目指してて、教育実習行ってから教員になるのやめた理由
を書いた僕が新卒で教員にならなくてよかった理由をまとめておきたいと思います。

ほんと、新卒で教員にならなくてよかったと思いますね。

①小さくても直接的に自分の目指す教育像に近づける

僕は教員になって、「こんな風な教育環境を作りたい!」っていうフワッとした想いがありました。

そう、それは正しいか正しくないかはもちろんやってみないとわからないことですが、基本的には僕が教員になってすぐにできることでもないわけです。

教育実習に行った時に思ったことは、「ベースにあるこの教育観を僕が会得するには相当長い時間と労力を必要とするだろうな」ということ。僕はそのベースにある教育自体をどうにかしたいと思っているのに、そんな変わらない教育を5年も、10年も続けられるわけながないじゃないですか。
苦痛で死んでしまいますよ。
そして、大学を卒業し、フリーになってから少しずつ自分の考えをまとめ、動いてきた結果「マイプロジェクト」というプログラムに出会いました。

こちらの記事でも書かせてもらっていますが、マイプロジェクトは自分との対話から、自分自身の”やりたい”という想いに素直に向き合っていく教育プログラムです。
このプログラムとの出会いも本当運命的でしたけどね!
こうした教育はもちろん一般的ではなく、ほとんどの人が理解できないことが多いです。

ですが、新卒で教員になっていたら、こんな新しいプログラムを独自に枠組みし、作り出すことはできなかったでしょう。

小さくても自身の目指す教育像に一歩ずつ近づけていることができたのは新卒で教員にならなかったからできたことだと思っています。

 

②うるさいルールなどに縛られないで実績を作ることができる

教育機関ってなんであんなにルールがあるんでしょうか?

生徒を守るためだということをおっしゃる先生方は多いですが、本当の意味で「生徒を守る」ことにつながっているかどうかを理解している先生はほとんどいないでしょう。

どちらかといえば、保護者の方の目を気にして、問題を起こさないようにというのが現実的なことだと思います。←え
多くのルールは”性善説”ではなく、”性悪説”からきていると僕は思うんですよね。

でも、大人に信用してもらえないのに、どうしてこどもたちが大人を信用することができるでしょうか?

そんなルールに縛られていては新しく何かを変えることはとてもじゃないけど、できなくて、自身で自由に発想して進んで行く方がよっぽど新たな実績を作ることができるんですよね。

実際、僕はまだ明確な実績はないですが、いろんなことに挑戦できています。

そんな環境にいられるのはうるさいルールなんかに縛られないからでしょうね〜。


多くの先生が何十年とかかって自己実現する間に、僕はもっと新しい形でスピーディーに自己実現していきますね!笑

③学校での生徒ではなく、社会の中でのこどもたちを見ることができる

学校にいるこどもって、なんかよそ行きの感覚がすごいんです。

「学校」という、空間の中での自分像を作り上げてしまいます。

それが悪いということよりも、社会の中のこどもたちのよりリアルな状態に気づける環境がないんですよね〜。

新卒で先生になってしまった暁には、学校内に「生徒」という仮面をかぶったこどもたちとしか基本、関わらなくなっていき、本当のこどもたちの姿をみれるタイミングってなかなか現れないでしょう。

まあ、そのこの状態を知らなくても、進路実現に向けてさえ頑張ればOKという考えの人は知りませんが。

自分自身が社会の構造や流れを理解し、そのレイヤーからこどもたちの状態を知ることができるのはやはり新卒で教員になった人には難しいと思うんですよね。

 

④社会の動きに敏感な力をつけることができる

そうそう、よく「社会人を経験している先生がいい!」ということを言われることがあります。

まあ、総合的に考えて、今の社会だとこの説はとても有力でしょうね。

とことん社会の変化が激しく、ソーシャルネットワークやデジタルデバイスの普及により、大人よりもこどもたちの方がいろんな新しい社会の流れに触れられる時代になりました。

本当ここ数年のことですけどね。

つい何年か前になかったものが、今はあったり、しかもそれにこどもたちでも容易に触れることができるのが、現代社会なんです。

そんな中、学校の先生は意識がとてもある人以外は、なかなかそうした流れに乗れない人も多々いるし、一方的にこどもたちをそれらから避けさせようとする人もいます。←学校以外のところではやってるのにな〜。

そうそう、そんな新しい流れがどんどん生まれているこの社会だからこそ、新卒で社会の仕組みや流れが全然わかっていない人が先生になると、その社会の流れに負けて行って、生徒が理解できない領域にいることにある時、気がつくのです。大体は諦めますよね。
「ああ、私には理解できない領域だからほっとこ。」

こんな先生にはこどもを任せたくないですよね〜…

 

⑤なぜダメなのかを本質的に理解することができる

これって、本当新卒で先生になっている人にありがちだと僕は心から思います。

本当に「気づいてくれ!」と言いたい。

いろんな決まりやルールがあることはわかります。それは集団を組織する上で必要なことだからです。

ですが、その全てには基本的に理由があります。理由もないのにダメだとされていることはないですよね?
でも、社会のリアルを知らない人はそれが本質的にダメなことを理解できないのです。

何でか…?

簡単です。

「社会に出て、失敗して、叱られて、反省したことがないからなんですよ。」

生徒や保護者に質問をされても、どっかの教科書に書いてあったようなことしか話ができないんですよね。実体験がないので。

まあ、それは自らの足で社会に出て、リスクを負ったことのある人にしか本質的には理解できないことなんでしょう。仕方ないです。

だから、僕は新卒で教員になりたくないと思ったんですよね。

まとめ

僕が新卒で教員にならなかった理由はこれだけではないけれど、この1年半、教員という仕事についていたとしたらどうだっただろうと考えると背筋が凍るようです。

教員の人たちをけなしたいわけではなく、今の時代だからこそ、高校卒業して、大学4年間ストレートで行って、卒業してすぐに教員になるべきではないと思うんです。

そんな状態で教員になったところで、本当の意味で生徒のためになる教育ができるとは本当に思えないんです。(大学では新卒教員をどんどん排出していきますが…)
「教員は世間知らず」とよく言われますが、昔よりもさらにその感覚は大きくなっているんじゃないかな〜

本当ストレートで教員になる人はめちゃめちゃ苦労すると思います。応用力がなく、言われたことを淡々とこなすことしかできない先生に未来はあるのでしょうか…いや、ないですね。多分。

そもそも、学校教育のあり方自体が大きく見直されるのもそう遠くない未来なんだろうな。。。

 

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