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人間関係を崩壊させる!?コアなボードゲーム「モノポリー」がお金持ちになる法則を教えてくれる

2016.04.20

モノポリー知ってますか?

モノポリー(英語:Monopoly)は20世紀初頭にアメリカ合衆国で生まれたボードゲームの一つである。世界中に愛好者を持つ。プレイヤーは双六の要領で盤上を周回しながら他プレイヤーと盤上の不動産を取引することにより同一グループを揃え、家やホテルを建設することで他のプレイヤーから高額なレンタル料を徴収して自らの資産を増やし、最終的に他のプレイヤーを全て破産させることを目的とする。モノポリーとは英語で「独占」を意味する。

参考:wikipedia

なんともリアリティ溢れるゲームなんです。

そして、相手を破産させないと終わらない超えげつないゲームでもあるんですよね。

そんな危ういけど、なぜかハマってしまうモノポリーの魅力とやり方をまとめておきます。

 

世界一人気のボードゲーム

日本ではあまりプレイヤーがいないのですが、実は世界のボードゲームの王者に君臨しているのがこのモノポリーなんです。

そのルールとやり方を聞いていくと日本ではなんで莫大な人気にならないのかがよくわかってきます。

 

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出展:TAKARA TOMMY

ではまず、モノポリーのざっくりとしたルールを説明しておきましょう。

  • プレーヤーは2〜8名と幅広い(個人的には4人がベスト)
  • ゲームの時間は基本フリー(自分以外が破産するまで)、時間制としても良い
  • ゲームの勝敗はゲーム終了後に持っているお金、不動産の権利書の価格、家の価格の合計の多い順
  • 2つのサイコロを振って出た目だけ進む
  • 止まった場所によって何かしらの指示に従わなければならない。
  • 止まった不動産がまだ買われていなかった場合、お金を出して買うことができる(最初の持ち金$1500)
  • 自分以外の人が所有する土地へ止まったときはレンタル料金を支払わなければならない
  • 土地の所有権の売買、お金のやりとりに関しては基本交渉によって決めることができる。

といった感じですかね。

やってみると意外にシンプルなゲームですが、自分たちでもっと高度なやり方をすることもできるので色々試してみるのもいいと思います。

人生ゲームのように一気にお金がなくなり、手形を発行して借金まみれみたいなことはなく、徐々に着実にお金が減ったり増えたりするなんともリアリティ溢れるボードゲームなんです。
自分たちでその場を作っていく楽しさを味わうことのできるのがこのゲームの魅力なんですよね!

 

モノポリーで勝つためには「上手いウソ」と「説得力」、そして「タイミング」が重要

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さて、モノポリーはただ単にお金のやりとりが行われて、”先に不動産を買い占めたものが勝つ!”なんてちんけなゲームではないんですよね。

お金と土地の所有権、そして、自分の持つ能力を最大限に活用して挑まなければ勝てないゲームなんです。

だから、本当に上手い人とやると”全く勝てません”

僕の中でモノポリーで勝つのに必要な3つの要素は「上手いウソ」「説得力」、そして「タイミング」だと思っています。

さて、その話を簡単に説明しておきましょう。

まだモノポリーをやったことのない人にはちょっとイメージしづらいかもしれないので実際の例を用いて説明していくことにします。

モノポリーの中にあるハード面での資本は「お金」「不動産(権利)」です。

そのハード面をどうしたらいい形で活用して、お金をうまく集められるかのキーワドが先に挙げた3つの要素なんです。

 

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例えば、ゲームが進んでいくとこのように自分の買った土地に家を建てることができます(他のプレイヤーが止まった時のレンタル料が家の数や大きさで高くなるシステム。)。しかし、そこにある条件が大きく2つあるんです。

それが、”同じ色のカードを全て所有していること””家を建てることのできるお金があること”なんですよね。

後者に関してはなんとかお金を集める方法を考えたり、初期にもっているお金を減らさないようにすればいいのですが、前者は自分以外のプレイヤーが自分の欲しい色のカードをもっている場合があるんです。それをなんとか自分のものにしなければ、自分は土地の権利はもっていても家を建てる権利はもっていないことになってしまうんです。

 

やはりこのゲームの勝ち方は「いかに高額なレンタル料を払わせて、破産させるか」ということなので、家を建てるということは半ば必須な条件になってきます。
では相手のもつ権利書をどうやって自分のものにするのか。

 

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それは「交渉」しかないのです。

リアルな世界でもそうですが、自分の持つ土地を相手に譲渡する場合には金銭的なやりとりやそれ相応の価値あるものとの交換などが行われると思います。

まさに、それと同じことがこのモノポリーでも行われるんですよね。

ただ、相手から自分に不利な条件を突きつけられたりしないように上記に挙げた3つの要素がとても大事になってくるんです。

巧みにウソをついて、自分に有利な条件でことを進めたり、その言葉には説得力がとても大事になってくるので場の全体を見て状況を判断し考察することも必要です。

そして、一番大事なのは、その「交渉」をするタイミングなんですよね。

結局相手にするのは「人」なので、等価交換はあり得ません。だからこそ、自分により都合のいいタイミングでいかに上手く「交渉」して自分自身のビジョンへ近づくかが勝つポイントになってきます。

Aくん。今この場に赤のカードをもってるのばぼくだけで、君の赤のカードを揃えられるのはぼくだけだよ!だから、灰色のカードと$100で交換してくれない?赤のカードの方が価値は高いからとってもいい条件だと思うのだけどどうかな?

まあ、こんな風に話を持ちかけるんです。

すぐに首を縦に振らなくても、上手く条件を提示していくことでどこかで折れるタイミングがあればこっちのものですね。
このしたたかさがとても大事なポイントなんです。

 

モノポリーを制する者は、世界を制する「投資という考え方」

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ぼくは「投資」という考え方が普段過ごす中でも必ず必要なことだと思っています。

しかし、現代の多くの人はこの「投資」という考え方をあまりもっていない人がとっても多い印象です。

今日やったことが明日反映されないと失敗だと思う人が大半なんですよね。

昔は日本でも農業が盛んだった時期にはみんな種をまいて、育てて、お金も時間もかけて、初めてものができるという過程を経てきているわけなんです。

しかし、今ではそうしたこともどんどん少なくなっていて、みんな「投資」をしなくなってしまいました。

世界中では投資をすることは必須なことで、そこからどんな価値を生み出せるかで多くの人が戦っています。日本はだいぶ遅れていますよね。

 

 

 

このほぼ日の糸井さんが関わって書いている本でも、学校ではお金のことについてなにも教えられていない、ということに言及しています。そう、お金のことを考えることから逃げている人が多く、お金を必要とするのにその使い方を知らない人がとっても多いような気がしています。

モノポリーがただのボードゲームだと考えている人はとてももったいないことをしているんですよね。

モノポリーはお金をどう使うか、お金をどう生み出すかを志向し、形にすることを学べる言わば教材と言えると思っているんです。

 

お金持ちになりたいと思っている人は確実に通っておくべきゲームの一つであるとぼくは確信しています。

 

 

 

【注】ちょっとのことで仲が悪くなってしまうような人たちとはしないほうがいいよ。

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最後に注意点ですが、モノポリーでは、信用することが命取りになってしまうことが多々あります。

相手をいかに上手く翻弄するか、いかに説得力のある嘘がつけるかみたいな勝負になってくると現実での嘘ではないにしても何か歪みができることもなくはないんですよね。

なので、すぐに仲が悪くなるような人とはやらないでおいた方がいいですね!

お気をつけてお楽しみくださいませ〜

 

 

 

さあ、モノポリー(投資)の世界へようこそ!!!

 

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