2015.12.26

高知県の山奥に住み始めて、約3ヶ月が経ちました。

時間にも余裕が出てきたので、前々からしたかった狩猟に挑戦していこうと思います！

ただ、狩猟って自然を相手にするので座学でなんとかなることはないんですね。実際にやってみながらしかわからないという難しさもあるのです。

今回は地元の猟師さんについて行かせてもらったので、どんな感じだったかを紹介しましょう。

イノシシ、シカの跡を追え！

高知県ではイノシシやシカによる獣害で山村地は困っています。そのため、狩猟鳥獣に指定し、ある程度の数を保ちながら、増えすぎないように討伐するということが求められているんです！

ちなみに、全自治体ではないですが、補助金などを得ている自治体は狩猟することで報奨金とううかたちでお金がもらえる制度もあります。実際にこれだけで食っている人は聞いたことがないけど、一つのナリワイとしても考えられるのでいいですね！

さて、狩猟の方法も様々あるんですが、今回は罠猟に連れて行ってもらいました！

猟の基本は獣の後を追い、気配を感じることです。
 

柔らかい土のところにこんな感じで足跡がついていると、ここを通ったということがわかります
！

人もそうですが、獣も同じで、一度通りやすいを思った道を早々変えたりしません。だから、基本的には同じ道を進んでいきます。

後は、獣の糞なんかをみて、どこで食事をとっているのかってのも大きなポイントとなるでしょう。

なんか探偵みたいな感じで結構たのしんですよね！これが！
 

痕跡を追って、シカやイノシシを追い詰めていく。そして、狩る。

狩った肉は美味しくいただけるようにしっかり下処理が大切です。下処理なんかはまた今度更新したいと思います。

いろんな種類の罠、箱罠、くくり罠

罠にもいろんな種類がありますが、今回はスタンダードなものを紹介しましょう。
 

こちらは箱罠と言って、その名の通り、箱の罠です。
 

箱の中にある餌に食いつかせ、箱に閉じ込めて捕まえるというシンプルなもの。

ただ、この猟法は箱自体を持っていくのが大変で数仕掛けられないということ、コストが結構かかるということ、などが原因で近年ではやる人が減っている猟法だそうです。
 

さあ、みなさんこの写真をみて、どこに罠が仕掛けてあるかわかりますか？

まあ、素人がみてもわからないと思います。（僕も最初は全然分からなかった。）

ここは見ての通り、斜面をシカやイノシシが登るときにできる通り道です。

そう、ここの真ん中あたりにくくり罠という罠が仕掛けられているんですよね。

シカやイノシシがこの場所を通って、くくり罠を踏むと、ワイヤーが足に絡みついて動けなくなるというのがこの罠のやり方です。

くくり罠は個人で色々工夫している人が多いみたいなので、企業秘密ということで写真はあえて載せません。

今回はこの二種の罠に関して猟師さんからおそわりました！

いや〜やっぱり実戦経験が一番大事だな〜と思える日となりました。

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漫画なのに、すげー臨場感のあるリアルな狩猟生活を描いています。

ただ、狩猟自体ブームとなってきている現代だからこそコツコツと下積みを作りながら関わっていかないと命に関わることが起きるのも狩猟の怖さでもあります。
 

狩猟免許試験に行ってきたよ！第一種猟銃免許所得しました。ハンターへの第一歩

僕も免許は取ったものの、急いで狩猟に繰り出そうと思っていません。

まずは、山を知り、風を知り、獣を知り、自分を知ってから始めて責任を持った狩猟を行うことができるんだと思っています。

僕は運良く狩猟を一から教えてくれる師匠ができたので、本当ラッキーです。

そして、狩猟を始めたい人はまず、免許をとるところから始めてください！そうしたら、少しづつ現実的に必要なことが色々と見えてくると思います。

また、新しい経験を積んだら記事にしようとおもうのでお楽しみに〜〜

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矢野 大地 (やの だいち)

NPO法人ひとまき代表理事・猟師・企画デザイナー
月間4万人の人に読まれるブログ「ジムニーに乗ったサル」を運営。
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