2015.11.09
先日、しょうが農家さんと知り合いになったので、しょうがの収穫のおてつだい(バイト)をしてきました!
実は、僕は高知にくるまでしょうが大嫌いだったんですが、高知県のしょうが食べてから、しょうが大好きになったんです。
高知県は日本のしょうが生産量の5割以上を占める生産量で、日本のしょうが産業を支えているとても大事な農産物なんですよね!
そんな想い入れのつよい”しょうが”を自分で収穫するのは念願の夢でした。笑
目次
え?どこまであるの?しょうが畑…
あれ〜どこまで続くのだ、しょうが畑。
しょうが畑ってなんというか延々と続く竹藪チックな感じなんですよね〜
ちょっと笹っぽいですよね!
まあ、しょうがなんですけどね!
毎年、11月頃になると高知全土で一斉に始まるしょうがの収穫なんですが、ものすごい人がしょうがを収穫するんですよ。
僕が行った日も多い日だったみたいですが、30〜40人くらいが一斉に作業するんです。
それはもう、圧巻の風景なんですよね〜
担当分けとかもしっかりしていて、
機械で葉の部分をかり取る役。
しょうがをぬく役
しょうがの茎を切る役
しょうがの根っこをとる役
しょうがをいい大きさに分けて、袋詰めする役
そんな担当が素晴らしいタイミングとテンポで繰り広げる作業はもう芸術的なものがあるんです。
みなさん黙々と作業をしていきます。
土佐弁が飛び交う中で、僕にもちょこちょこ質問を投げかけてくれます!
「私はね〜、〜〜の〜〜ってもんやけど、あんたなんか若いね〜どこの人?」
みたいな感じのトーンで話しかけてくれます!
1日の作業も全然飽きずに、延々と世間話をするお手伝いの地元のおばちゃんたちは疲れるけど楽しそうに作業をしてるのが印象的でした。
この農家さんの農園ではこんな光景が約2週間毎日のように続いているんですよね〜
地元のおじいちゃん、おばあちゃんや若者が集まる集会と化すしょうが収穫
この写真にうつる多くの人がこの辺りの集落に住む人たちで、毎年この時期になるとしょうがの手伝をしに来てくれるベテランさんたちだそうです。
そんなベテランさんたちはもちろん地域のこともよく知っているので、どんどん話をしてくれるんですよね〜
僕が最近、住み始めた細野(ほその)って集落のこともよく知っていて、だいちハウスに前住んでたかたのことも知ってる人がおおかったんです。
そうしていく中で、〜〜はこの人に話せばなんとかなるよとか〜〜はこうしたらいいよみたいな話をどんどん教えてくれるんですよね。
ほんと、人と人ととのつながりでできている地域ってのはこういうのを指すんだろうな〜と肌で感じました。
コミュニケーションを自分から取るのが苦手な人でも、おばあちゃんたちは優しく声をかけてくれます。
若者はちょっとシャイな人が多い印象を受けたけど、話始めたら色々教えてくれるのでほんとたすかります。
地域産業の大きな柱であるしょうがを通して、コミュニケーションの場ができているという高知ならではのコミュニティの場を今後もうまく使っていくことを考えたいなと思いました。
例えば、”移住者相談会兼しょうが収穫祭”みたいな形で、地元の人たちと自然に関われる場を作ることで地域の産業が盛り上がるみたいな仕組みも面白いな〜と!
高知県民にとっては当たり前のしょうがの収穫ですが、県外や僕みたいな若い人にとって、それすらも地域の資源として活用出来る方法がある素晴らしいものだと思うのです。
そして、地域のこうした季節ごとにある単発の仕事をつなぎ合わせると、全然生きてけるぐらいの収入が得られるってのも魅力ですよね〜
こういったニーズをカレンダーにまとめて、”嶺北地域その日暮らしカレンダー”みたいなものを作りたいな〜なんて妄想しています。
地域に溶け込むには地域イベントをうまく使うのだ!
地域のイベントって参加しないといけない感が強いんですが、確かにそういう反面もあります。
だけど、地域のイベントに顔を出すことで自分たちの生活にとって欠かせない情報や素晴らしいつながりができたりするんです。
地域はつながりだけで生きていけるといっても過言ではないほど一人一人が主役の場が形成されているんです。
地域の清掃にいったら、ゆずをくれたり、こんにゃく作ってる農家さんとつながって、今度こんにゃくの作り方を教えてもらう!みたいな感じで自分の可能性をどんどん広げていけるんです。
たった清掃ですよ。
ほんと馬鹿にならない地域のスペックは一人一人と会ってみないとわからないものなのです。
しょうがの手伝はほんとその役割を実践していて、素晴らしいと思いました!
ぜひ、来年は外からでも手伝に来てくれる人がいれば農家さんと繋げるので連絡くださいね〜
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NPO法人ひとまき代表理事
猟師・企画デザイナー
月間4万人の人に読まれるブログ「ジムニーに乗ったサル」
ジビエ特化メディア「ジビエーる」を運営。
詳しいプロフィール
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