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【羽釜ご飯の作り方】羽釜で炊いたご飯は冷めても、時間が経っても、もちもちで最高にうまいですよ!

2015.10.30

どうも、自由になったサルです。

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さて、羽釜でご飯を炊くプロを目指して、僕も奮闘中なのですが、超うまくご飯が炊けた時の炊き方を紹介したいと思います。

 

はじめチョロチョロ なかパッパ 赤子ないても蓋とるな

僕もいろいろと調べて、釜で美味しいご飯を炊く炊き方を調べたのですが、なかなか具体的な時間を教えてくれたり、状況を書いている情報はありませんでした。

まあ、結局は自分でやってみないといけないってことで何度か挑戦してうまくいった例を紹介します。

古い、言い伝えで”はじめチョロチョロ なかパッパ 赤子ないても蓋とるな”という格言があるみたいなのですが、その意味は、

始めは火をつけてちょろちょろ火がつき始めて、一気に火力が増します。

その後、羽釜が吹きこぼれるギリギリまで火力を増すためにぱっぱと薪をくべていきます。

吹きこぼれたら、火力を少し下げるために火のついてる薪を少し出して、

火力が落ち着いてからふつふつと釜がなっても、決して蓋を取らない。

そして、じっと待った後に一気に火力を上げるために藁とか枯葉を入れて最後の人炊きをして、

さらにじっと待った後、蓋を開けたら完成。

てな感じですが、正直意味わからないので、実際にやってみました!

 

キラキラ光る米粒!激ウマ!

DSC03897

先ずは、お米を研ぎます。

研ぐのは3度ほど水を替えて研ぐといいです。

その後少し水につけて30分ほど待ちます。(お米に水を吸わせます!)
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火をつけてちょろちょろ燃え始めるのを確認したらドンドンと薪をくべていきます。
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こんな感じに火力が増していくと、ものの10分ほどで、

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ぶくぶくと吹きこぼれを始めるので、少しだけ蓋をずらして、火のついた薪をぱっぱと出して、火を落ち着かせます。

 

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そして、火が落ち着き始めたら蓋をしっかり元に戻して、15分ほどじっとチョロ火のままで待ちます。

そして、湯気が少なくなってきたころにわらもしくは枯葉などのすぐに燃えやすいものを入れ、一気に加熱。また、絶対に蓋を取らずに15分ほど待って、完成!

さあ、蓋をあけると、、、、
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ぶわ〜〜っと湯気が登ります。

カメラが湯気で曇ってしまうほどの勢いです。

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落ち着いたらささっとおひつ(あれば)などに移して、ご飯に一気に空気を入れます。

→これするとふわふわになるんですよ〜

 

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羽釜で炊いたご飯は超キラキラ光ってて激ウマなんですよ〜〜。
この工程を間違いなくやれば、絶対フッカフカの美味しいご飯が炊けますよ!

羽釜ご飯。ぜひ挑戦してみてください!!!

以外と簡単ですよ!たぶん。笑

実際にやってみて、気がついた3つの注意点

一通り、「はじめチョロチョロ なかパッパ 赤子ないても蓋とるな」をしっかり守り、炊けば確かに美味しいお米が炊けました!
ただ、何度もやるとばらつきもあり、その中で3つの注意点を見つけました。

①水は思ったより多めに入れる!
水は大体人差し指の第2関節ぐらいと言われていますが、僕の中ではそれよりも本当気持ち多めに入れておいたほうがいいということです。
と言うのも、特に初心者の時は水が少なくて失敗したなんてことが結構あって、それは大体の場合は水が少なかったと言うのが原因。
→水が少なかったら、まじで美味しくないです。

なので、初心者の時はちょっと柔らかくふっくら炊けるぐらいで調整するのがオススメです。

②薪をドンドン入れても、吹きこぼれない場合は白い湯気が吹き出してから約5分で蓋を開けずに薪をぱっぱと出そう。
たまーに。最初の薪の火力が弱かったのか、沸騰しているのはしているが吹きこぼれるまで沸かない場合があるんですよね。
そんな時に、ずーっと放置してしまうと…

あれ?臭いぞ?ってなって焦げ付いて、全く美味しくない状態になってしまうことがあるんです。
→僕は3度ぐらいやっちゃいました。

なので、突沸がこなくても、沸騰して白い湯気が勢い良く吹き出している状態が5分ほど続いたら、蓋を開けずにさっと燃えている薪を取り出して、火を抑えましょう!
※蓋をあけるのは突沸を防ぐためなので、しなかった場合は開けちゃダメです。

③ 最終工程のわらor枯葉などで最後の仕上げをする時はその量でおこげを作るかどうかを決められる!
これ!結構重要で。
特に、「羽釜ご飯ならおこげは絶対欲しい!」って人はしっかり聞いていてください。

最後に一気に火力をあげる工程では、ほんのちょっとのわらでも残りの水分が一気に飛ぶので、問題ないんですが、それでおこげを作りたい場合は2度入れるくらいの量を燃やしたほうがいいんです。

あまりにも多いとダメですが、燃え方が少ないとおこげはほとんどできません!
なので、おこげを作りたいなと思う人はちょっと多めにわらを燃やしてみてください。そしたら、大体の加減がわかっていくので。わらぐらいの火で周りがこげて美味しくなくなるなんてことはないので、多めで挑戦してみることをオススメします。

 

たくさん炊いてもちゃんと保存したら美味しいまま

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できれば御櫃(おひつ)とかあればいいんですが、なくても何か入れものに入れてタオルで蓋をした後にしっかりした蓋をすると1日こうしててももちもちのままで保存ができちゃいます!

普通に炊飯器で炊いたご飯ならカピカピ、べちょべちょになってしまうのですが、羽釜で炊いたご飯はほんとに長持ちするんですよね〜

ガスコンロでもできるので外で焚き火できない人も簡単にできちゃいます。
試してみてくださいね!

羽釜ご飯、三種の神器!

 

この三つと火があればできちゃいます!みなさんもぜひ、いい羽釜ご飯ライフを〜〜

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矢野 大地 (やの だいち)


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