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”面白くない”には誰も寄ってこない

2017.08.22

 

どうも、自由になったサル(@123Vaal)です。

 

最近よく「矢野くんの住む地域にはなんでそんな若者が集まってくるの?」という質問をよく聞きます。

で、僕はその問いに対して、具体的に答えられることはいつも1つ。

 

それは、

「面白い」と思ってくれる若者が多いからです。

と答えます。

 

たぶん、そこで40代以上の方は大抵、頭の上に???を浮かべると思うのですが、僕たちの世代の価値観は確実にそういう風に変わってきているということを認めない限りは、若者が田舎地域に来ることは絶対にありません。

 

この件について、僕の思うことをちょっと書いていこうと思います。

田舎に若者がいなくなる単純明解な理由

そう、僕の中で答えは出てます。

僕たち世代の若者が田舎地域から出て行く一番大きな理由は「仕事がないから」ではありません。

これは、どの世代にもわかりやすい理由として成り立つ言い訳として成立するので、よく使われがちだと思うのですが、人の欲求的な本質的な問いへの答えとしては全く成り立たないなと思うんですよね。

僕は大学時代、この話を聞いて、すごく違和感を感じたんです。

 

つまり、「仕事があれば田舎に人はくる」ってことですよね。

それはあり得ませんね。

実際、農業や地域の産業全体に人が足りない状況は変わりません。

若者を引き込むための最大の武器は「面白さ」

若者だからという限定的なものでもないですが、特に若者は「面白い」に敏感です。

もちろん、人によって「面白い」の質は全然違って、なにに面白さを感じるのかは知りません。

だけど、ある特定の人の「面白い」は必ず伝染して、他の人たちの「面白い」になることは確実にあるんです!

 

だから、そんな「面白さ」を感じさせられる場所があれば、どんなに過酷でも少なからず人はやってきて、そこでもっと面白さを追求するようになっていくのだと思うのです。

地方創生、地域活性化というまでに「面白さ」を追求するべき!

もうすでに、その地域の面白さを知っていて、それを発信することができる人がいれば、確実に若者はその地域にきますよ。

そして、その地域でもまた面白さを作ってくれることで、また若者はきます。

 

だって、今の若者は自分で仕事を作る能力に長けているし、仕事を作ろうと思った時に助けてくれる仕組みもたくさんあるんですから。

クラウドファンディングVALUなんて、本当にその代表例ですよね。

参考
valuは挑戦することを”価値”として肯定してくれる仕組み

 

僕はその人それぞれの「面白さ」というものがありますが、その地域が何かに特化して、「面白さ」を作ることが若者をその地域に引き込む方法だと思っています。

僕は高知県の山奥で「面白さ」を追求していきますよ!

Tanbo 113

僕は大学時代、高知のれいほく地域という山奥に「面白さ」を感じました。

面白いと感じた理由は様々ありますが、一番の理由は「自分たちで何か新しいことを始めることのできる環境がある」ということでした。

 

その当時の僕はもちろん、その面白さを追求するやる気はあるけど、お金はなく、具体的なアイデアもあったわけではなかったです。

でも、1年間目、目の前にある「面白い」を追求して、「面白さ」を表現していくことを続けてきたことで、今ではたった1人だった同世代が10人、20人住んだり、長期滞在して暮らしています。

そして、2年目に立ち上げたNPO法人は有給スタッフ3名、外部スタッフ7名、インターン1名、当団体を通して、この地域にのべ1,500人ほどの人がきてくれました。

 

僕が「面白い」と感じたことを表現し続けたことがこれだけの結果を作ってきたのです。

 

若者にとって面白い環境をつくること、そして、その面白さが地域にとって良くなるきっかけになれば、確実にその地域には雇用も生まれるし、人も多く訪れるようになるはずです。

 

僕は、地域活性化をしたいというよりは、れいほく地域が本当おもしろいので、もっと若者にきて欲しいんです。そして、都会で面白くない生き方をしている若者に、もっと面白く生きてもらえる環境を作りたいのです。

そんな風にとにかく、高知の山奥で面白いを追求していきたいと思っています。

”面白くない”には誰も寄ってこない

どんなことでも、そうじゃないですか?

 

「面白くない」と聞いているお笑い芸人のライブにいきたいと思いますか?

 

「面白くない」と聞いている場所に来たいと思う人は、相当なヘンタイ以外でいないですよ。

でも、逆に言えば、超超超コアな内容であっても、「面白い」ことには確実に人は寄ってきます。

 

だから、今までの時代では、「面白くない」ことをコツコツやれる力を鍛える時代だったかもしれませんが、これからは「面白い」ことをがっつりやって、「面白くない」ことにもちょっと頑張れる。そのくらいでいいですよ。

というか、田舎はもっと面白いと思うことへ特化したほうがいいんです。特化して、若者をしっかり引き込みましょう。そしたら、勝手に面白くなっていきますから。

                 

                ☝️もうこれはやめましょ〜ね☝️

 

 

 

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