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フローレンス駒崎さんの「新成人よ、大人の言うことを聞いてはいけない」発言について

2017.01.12

今や日本のNPO会のトップランナーとして活躍する、認定NPO法人フローレンスの駒崎弘樹さんのフェイスブックでの投稿が超話題になっていたので、そちらの投稿について、僕の考えを述べたいと思います。

※フェイスブックの投稿の全文が知りたい方は【もっと見る】をクリックして、みてください。

成人の日の激励が「新成人よ、大人の言うことを聞いてはいけない」

駒崎さん、フローレンスという団体でコツコツ活動されてきたことが近年一気に広がりを見せ、今や日本の社会起業家の代表例として取り上げられるとても素晴らしい活動をされている方で、僕も普段から注目してみていました。

最近では、年末に毎年恒例で行われている紅白歌合戦での話で、紅白で感じた「女らしさ」の呪いって記事を書いておられたんですが、これほんとそうだな〜って思ってたんです。

そしたら、つい先日の成人の日の駒崎さんのFacebookの投稿に、「新成人よ、大人の言うことを聞いてはいけない」って書いてあって…ほんと素晴らしい言葉を投げかけてくれていて、びっくりしました。

なんか、アホみたいな正論をいう大人は大勢いるけど、この人はしっかりリアルをみて、リアルからアドバイスをしている素晴らしい人だなと思いました。

僕が大学時代に関わっていて、今もたまに参加している世界的な社会起業家のコミュニティであるアショカでも同じようなこと言う素敵な大人がいたな〜って思い出しました。

この駒崎さんの言葉。

今年、成人となった方たちはどんな風に受け取ったのか。。。

このままだと敗北するのは見えている

駒崎さんは、

2050年には高齢者は人口のうちの40%を占める。働き手は3分の2に激減する。今のままの社会保障は、持たない。経済も相当なイノベーションを生み出さないと、縮小していくだろう。その「撤退戦」を戦うのは、君たちだ。厳しい戦いになるだろう。何がめでたいんだろうか。

と書かれていたが、まさにその通り。

ここから自分の足で立たなければならない若者たちが抱えるのは「超少子高齢化社会」といういつ爆発してもおかしくない時限爆弾。正直、大学を出ていても、高卒でも、中卒でも何をするか、どんな風に考えるかで自分の人生は大きく変えられる。

しかし、どんなに立場が違っても、どんなに学歴が高くても「超少子高齢化社会」という爆弾を背負わなければならないことに変わりはない。

このままだと、その爆弾がいきなり爆発して、自分にも被害が及ぶことはわかりきった話なのだ。

心が侵される前に、職場から逃げろ

駒崎さんは、

君たちが会社に勤めたら、大人はこう言う。「若いうちはガムシャラに夜遅くまで働いて、圧倒的に成長する時期」、「どんな職場でも、石の上にも三年。すぐに辞めるやつは根性なし」そうやって、東大卒の2年目の才能ある女性を誤った働かせ方で自殺に追い込んだのは、日本を代表する大企業だからね。

と、ほんとにリアルな視点で書いてくれている。

一昔前、僕たちの親くらいの世代の時には、日本経済は右肩あがりで、努力すればするほど、発展し続けた。その中でもコツコツ積み上げて頑張ってきた方たちは出世して、給料もどんどん上がる仕組みとなっていた。

さて、いまの社会はどうか。

どれだけ努力し、日々の積み重ねを行っても、ソーシャルメディアの発展には絶対に追いつけない。

1ヶ月間必死で努力して培った、HPを作るスキルさえあれば、フリーランスで生きていける。

そんな時代。

どれだけ努力して、どれだけ怒られ、どれだけ罵られてもできないものはできなかったりする。

そして時間という、あなたの人生においてとても重要な命を削らせて働かせる職場が万と存在する。

「働かないと生きていけない」という呪いの言葉によって、洗脳されているのだと僕は思っている。

正直、そんなことは一つもない。働かなくてもいいとは言わないが、自分が潰れてしまう前に逃げるべきだと僕は思う。この時代に逃げることを悪しとするのは僕たち若者ではなく、それより上の大人たちなんだ。

逃げてもいい、逃げることが本当の生きるってことだと僕は思う。

社会に貢献すること=自分の価値作り

まとめに駒崎さんはこう書いている、

ここまで社会から冷たくあしらわれ、自分の将来も不透明なのに、「社会に貢献する大人になれ」なんて言われても、と君たち若者は思うかもしれない。

けれど、あえて言おう。君たちはそれでもなお、社会に貢献すべきだ。いや、社会に貢献することが、君の人生をより「マシに」する、と言っても良いかもしれない。

僕たち大人達と一緒に、船を直したり、漕いだりしていってほしい。僕たちの言うことなんて、基本聞かなくて良い。ただ、僕たちのダメなところを見てああならないでおこうと思いながら、たまに良いところがあったら適当にパクってもらって。

そうやってこれから来る嵐の海を、何とかかんとか共に乗り越えていけたら。そんな風に思う。新成人の皆さん、君たち一人一人の幸せを願いながら。

若者の分際でこなことをいう資格はないのかもしれないけど、これが本質なのだと思う。

僕らは今の40代、50代の人たちが築き上げてきた船の上で生活させてもらっている。そして、その進路や舵きりをするのは全てそういう大人たちだ。

だから、僕たちはその進路に向かう船に乗っていなければならない。が、そんな船からも使い物にならないと思われた若者たちはどんどん放り投げられ、大海原へ一人にされ、殺されていく。

そんなことを僕たちはいちいち気にしてられないかもしれないけど、それが現実なんだよな。

 

それに、大人たちは舵を切ることはしても、穴の空いた船を修繕することはどうしてもできなかったりする。

それは「利害関係」という呪いによってだ。

直そうとすれば、関係が崩れたりする。不思議だ。

だから、たぶん、そんな利害関係にまみれていない僕たちがやるべきなんだ。そこから人が落ちる前に、僕たち若者が「若気の至り」でやるしかないだよな。

失敗しても誰も責めたりはしない、関係性が大きく変わったとしても人生が終わるわけじゃない、そんな僕らだからできることがあるんだよな。

 

社会に貢献するなんて深く考えなくてもいい、でも、「あ。これは違うんじゃないか。」ってことに目を背ける癖をつけないでほしい。

「あ。これは違うんじゃないかな。」って大人は思っていてもそれに対して、動くことのできない現実が往々にしてある。

僕たち若者にはその「あ。これは違うんじゃないかな。」に対して、「違う。」と言うことができるんだ。

そんなちょっとしたことが社会貢献となり、僕らの価値を作ることにつながる。

だから、僕たちだけでは出来そうもないことは大人に頼って、協力してもらって、大人が踏み込めないことに僕たちは踏み込んでいく。それ自体が価値となるんだ。

まとめ

「真面目に考えていてバカらしい」

「意識高い系は役に立たない」

こんなあほらしい言葉を吹き込んでくるのも全部、大人。だから、大人のいうことは基本聞く必要はない。

大人の言葉はいつも、船に空いた穴を隠そうとする気持ちが入っているからだ。

でも、たま〜に。大人なのにこどもみたいな人がいる。

そんな人に頼ろう。

そんな人は、僕たち若者に「こうあるべきだ」と問いただすことはない。

だって、自分自身も「こうあるべきだ」という本質的な答えを思っていないことが多いからだ。

そんな人の方が信用できる。だって、穴の場所をしっかり教えてくれたりするからだ。

 

僕も大人に向かっているなと思う時がたまにある。

だから、いずれ僕の話も聞かなくていい。

ただ、最後にまだ少しこどもの感覚を持っている僕から言いたいことは、

どうか、自分をしっかり見てほしい。そして、自分を持ってほしい。ということ。

それがこれからの社会を生き抜くための大きな力であり、価値となる。

逆にそれを持ち合わせていない人は崩れゆく船の上から飛び降りることになるかもしれない。

僕たちは「幸せに生きていくため」に生まれ、生きていると思うから、そこにしっかり向かうための道を自分は踏みしめているのかを常に確認することが必要だ。

そうすれば、あなたは明日自分が何をすべきなのかがわかるはず。

それは決して、「大人の言うことを聞くこと」ではないはずだ。

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矢野 大地 (やの だいち)


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