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アートを通して、命の物語を伝える「狩猟×アーティスト事業」を始めることにしたので、その経緯とこれからについて書いておく

2018.08.08

どうも、自由になったサル(@123Vaal)です。

 

 

 

 

実は、ブログを始めてもう3年と4ヶ月が経ちます。

 

いつも、読むのを楽しみにしてくださっている、読者の皆さんありがとうございます。

 

さて、そんなみなさんに、今回は僕の新たなチャレンジを知っていただきたいと思い、書きました!

少し長くなりますが、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

 

 

 

話は少し、過去のことから始まります。

 

当ブログを始めたきっかけは、みなさんご存知のプロブロガーイケダハヤトさんのアシスタントになったことがきっかけで、当時ブログのブの字も知らなかった僕はとりあえず、アシスタントになったので、

1年間は毎日更新するぞ!と意気込み、ほぼ毎日更新を始めました。

 

 

そんなブログ漬けの1年目から、2年目にはNPO法人を設立。

本業がそちらに移ったので、アシスタントは卒業し、色々な事業を町と連携したり、企業と連携したりしてやってきました。

 

多分、人生で一番やったことないことに挑戦し続けた1年だったかなと思います。

 

 

そして、3年目。

 

去年になりますが、始めたNPOに関わりたいと言ってくれる仲間、作った拠点に滞在する仲間などが増えて、孤独にいろんなことに挑戦してきた2年目とは大きく環境が変化してきました。

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立ち上げから2年間、代表として、中心スタッフとして事業運営をやってきたのですが、こうして増えてきた仲間によって、僕自身のやるべきことというかやりたいことが徐々に変化してきたんです。

 

 

ブログをとにかく書いた1年目。

 

事業を必死に回しまくった2年目。

 

仲間と作り上げてきた3年目。

 

 

 

そして、4年目の今年、僕は新たなことにチャレンジします。

 

 

それが、

「狩猟×アーティスト事業」です!

 

 

 

以下、事業について詳しく書いて行こうと思います。

何が正しい生き方なのか、わからなくなった6年前の出来事。

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また話はさらに過去に遡ります。

当時、大学2年生から大学3年生にあがる春休み。周りの友達とかはみんな大学卒業後の進路に向けて動き出し始めた時期で、僕はそれに対して全然モチベーションが湧かずに、どうしようか悩んでたんです。

 

で、あるイベントに顔を出したことがきっかけで、自分の生き方を大きく変えたいと思い、東日本大震災で大変大きな被害があった宮城県の気仙沼に1年間住んで、教育支援の活動に関わり始めました。

 

 

気仙沼に住み始めて数ヶ月したある日。

 

 

普段通り、放課後学習支援の活動に行っていた夜19頃。

楽しく話をしながら小・中学生の勉強を見てあげている時、

 

「ゴオオオオオ、ゴオオオオオ……」

 

と、地鳴りのあとすぐに、大きく建物が揺れ始めたんです。

 

 

そう、これは東日本大震災の余震と言われていましたが、気仙沼はこの時震度5強の揺れでした。

 

 

そして、すぐに津波警報が発令されて、町中に避難サイレンが響き渡ります。

 

僕は一緒に活動していたメンバーと一緒に小・中学生を連れ、高台へと避難しました。

 

 

ドキドキドキドキ

 

 

あの時ほど、自分の心臓の音を大きく聞いたことはないくらい、今でもあの時の恐怖を鮮明に覚えています。

 

 

この経験から、僕の中で何かが大きく変わったような気がします。

 

どんなに安定的な生き方をしていたって、どこに住んでいたって、どれだけお金を持っていたって、、、

 

安定で、安全な生き方なんてどこにもありません。

 

じゃあ、どうしたら僕は生きていけるのか…

 

 

答えは全く見つかりませんでした。

 

 

でも、わかったことは一番シンプルに生きることは、全てを自分自身で作ることができること。

 

他人の手で作り上げられた生活の中で生きていても、わからないことや不安なことは絶えず起きてくるのだということでした。

自分で生きる環境を作るというシンプルな生き方

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大学を卒業し、元々夢みてた教師という職業にもつかず、単身高知の山奥へ移住しました。

 

東北で感じた「シンプルな生き方」を追い求め、こういう結果になったのです。

 

 

実際には全くシンプルではない生き方がこの後、待っているのですが、僕はこの生活を始めるまでできなかったこと、知らなかったことを本当にたくさん知りました。

 

そして、以前の100倍ぐらい生きることはどういうことなのかをより突き詰めて考えられるようになりました。

 

 

今では、本当にこの暮らしを始めてよかったなと感じています。

 

 

薪割りなんかも超うまくなって、Twitterでもプチバズしたりもしました。

 

命をいただくことの尊さと後ろめたさを感じる自分

この生活を始めてから色々な経験をしてきました。

が、元々一番やりたいと思っていたことは野生の生き物をいただく「狩猟」という仕事でした。

 

シンプルに命をいただくことの本質的意味を自分の手で経験してみたかったのです。

 

 

移住して1年目、免許をとり、さあ山へ入って獲るぞと意気込んだものの、まずどの山でどんな場所にどう罠をかければ良いのか?

本当に一切わからず、一度は山の中で道を見失って遭難しかけたりもしました。

 

が、どう地域内で数人の猟師さんがおり、その方たちに一緒に連れて言ってもらったことが始まりで、徐々に手順がわかってきました。

 

そんなとき、猟師の先輩(65歳)が罠にかけた80㎏オーバーの鹿が獲れたという一報を聞き、急いで現場に向かいました。

 

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その時の鹿がこちら!!!

本当に、僕より体の大きな鹿でした。

 

先輩猟師さんから、初めて僕に止め刺し(仕留めて、血抜きをするまで)を任せると言ってもらい、ビクビクしながら鉄のパイプを持って立ち向かいました。

(※肉に傷をつけず、鮮度を高い状態で得るには一度頭を叩いて、痙攣しているときに仕留める方法が良いとされている。)

 

立派な角を振り回し、ビビることなく、僕に向ってくる鹿に正直めちゃくちゃビビって屁っ放り腰で、幾度もパイプで頭を叩くもツノに阻まれ、最終的には鉄パイプがポキリと折れてしまったのを今でも覚えています。

 

その後、近くにあった細めの木を棍棒にして、やっとの事で痙攣させ仕留めることに成功しました。

 

 

初めて自分の手で、仕留めた鹿の亡骸を見たときに言葉にできない悲しみと哀れみがこみ上げてきたのを今でも覚えています。

 

一発で仕留められなくて、ごめんね。

人間のエゴで殺してしまって、ごめんね。

 

 

この時の経験が、命を得ることの尊さ難しさを感じる大きな機会になりました。

無駄に捨てられゆく、命の物語をつなげて行きたい

そんな初めて、命をいただいてから約2年。

 

今では、僕自身が作り、設置した罠で命をいただくことができるまでになりました。

 

 

ただ、そんな2年の間、狩猟をして来て、とてももどかしく感じていることがあったんです。

 

それは、獲った鹿・イノシシのほとんどは報奨金が手に入るために殺され、必要のない、筋の多い肉や皮、そして骨は捨てられているという現状が当たり前の現状でした。

 

確かに、狩猟という仕事は食肉加工場がないと肉を売ってお金を稼ぐことはできないし、皮や骨などの加工品も労働に対する対価としてはなかなか食べて行くのには難しい現状があります。

なので、職業猟師のほとんどは、食肉加工までやって、肉を売るか、大量に獲って報奨金を得るかというのがほとんどなのです。

 

人間のエゴで野山で暮らす野生動物を狩り、地肉を得ているのに、ほとんど捨てられている現状に僕はひどく落ち込みました。

 

 

が、そんな自分もはじめて2年間はなかなかスキルも、時間もできず、利用にまでつなげて来れなかったのもまた事実でした。

 

 

そして、今年度に入り、狩猟に力を入れられる時間と余裕ができて来たので、一つ一つの命を最後までいただくことにチャレンジし始め、やっと形になる時期がやって来ました。

アートを通して、命の物語を伝える「狩猟×アーティスト事業」を始めることにした!

やっと本題です。

 

そんな数年の色々な想いが、はじめて形にできるタイミングがついにやって来ました。

 

 

今の僕の気持ちを、感覚をどう表現していけばいいのか、相当悩みました。ハゲるぐらい。

 

そして、出た結論は「ジビエアーティスト」として僕の伝えたい思いをアート作品に乗せて世の中に発信していくという方法でした。

 

 

思い立ったら、すぐ行動の僕ですから、早速作品制作に打ち込みまして、

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こちらが、第1号の作品で、タイトルは「初舞台」

 

 

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こちらのスカルトロフィーは僕が上記で書いた、約2年前にはじめてしとめた80㎏ごえの鹿のものです。

 

作品に込めた想いは色々とありますが、初作品であるという意味、そして、僕自身がはじめてしとめた獲物と対峙した時にどんな感情で立ち向かったのかなどを思い出して、表現しました。

 

正直、技術や経験に関しては全くのど素人です。

が、作品に込める想いや、ひとつひとつの作品にある物語はとても価値あるものだと思っています。

 

始めたばかりですので、作品としての価値はゼロからのスタートですが、これからどんどん新しい作品を世に生み出し、僕のメッセージを発信して行きたいと思います。

作品を通して伝えたい3つの想い

僕がこのアート事業を通して伝えたい3つのことがあります。

 

①命の物語には、優劣もなく、ひとつひとつが価値あるものだというメッセージ

上記でも書いたように、鹿やイノシシにも一頭一頭の物語があります。

が、僕たち人間にもひとりひとりに素晴らしい物語がありますよね。

 

僕が代表を務めるNPO法人ひとまきではそんなひとりひとりの物語を大切にし、新しい物語を作るための余裕を持った時間や環境を提供しています。

そんな活動をしている背景には、ひとりひとりに素晴らしい物語を価値とせず、無駄に切り捨てていく社会構造へのアンチテーゼでもあります。

 

活動を通してでもですが、今回の作品を通して、鹿やイノシシ一頭一頭の物語が自分の物語と重なり、作品を見た人が自分の物語への価値に気づいてもらえるような作品をつくろうと思っています。

 

 

②大量生産・大量消費社会におけるアンチテーゼ

僕も大量生産・大量消費社会の中で、生きています。

コンビニにもいくし、チェーン店で外食もします。

 

が、そんな中でもふと気づいた時に、本当に必要なもの、本当に良いものだけを手に取ろうと思うことがあります。

それは、僕自身がどこかに大量生産・大量消費社会と戦っている自分がいるのだと思います。

 

僕が作る作品は全て、僕自身が獲って、僕自身が作った作品です。

アホみたいに時間がかかって、アホみたいに効率悪いです。

が、アホみたいに物語があります。

 

そんなアホみたいな少量生産・無消費作品を作っていくことで、少しでも今の現状に対して疑問を持ち、社会をもっと良くしていこうと考えてくれる人が増えればなと考えています。

 

 

③狩猟という仕事における新たな価値創造

狩猟は太古の昔からずーっと行われてきた仕事です。

家畜などを育て、スーパーに並ぶ肉でほとんどの人の腹が満たされる状況ができるまではみんな狩をして生活をしていました。

 

が、そんな太古の文化は今、経済を回すための道具となりつつあります。

 

僕は自分自身で、狩猟をやってみて、本当に尊い仕事だと自分自身で感じました。

命の危険を犯しつつ、命と向き合い、勝利し、獲物を得る。

シンプルな生き方の塊です。

 

 

でも、とれた獲物のほとんどを捨ててしまう…

 

そんな現状が当たり前な社会です。

それをただただ、変えたい。

 

僕が行動することで、もっと利用できる価値はあると感じて欲しいのです!

アーティストデビューを応援してくれる支援者を募集!

さて、早速ですが、そんな僕の新しいチャレンジを応援してくれる方を募集したいと思います。

まだまだ、技術も経験もない僕ですが、これから色々な作品にチャレンジして生きます!

 

第1弾の作品は、アクリル絵の具を使って、やりましたが今後、油絵の具、墨汁、マスキングテープ…などなどいろんな素材にも挑戦して、僕が伝えたい物語を表現していこうと思います。

その素材を購入するためのお金をpolcaで集めています!

 

 

1人1口500円からで、最終的に支援してくださった方の中から抽選で、僕の第1弾の作品「初舞台」をプレゼントしたいと思っています。

どうぞ応援よろしくお願いします!

 

polcaで支援

 

 

 

また、同時にスポンサーも募集します!

スポンサー料は月額20,000円〜(応相談)

 

スポンサーになってくださる方には、当ブログのサイドバー、フォロワー5000人越えのツイッターで週1回の紹介、作品購入時の資料にスポンサー様の枠を設けます。

また、今後個展などを開いた際に、1度でもスポンサーになってくださった方は毎回紹介させていただきます。

 

 

ぜひ、支援したいと言ってくださる方は、矢野のTwitterの方へDMを下さいますと幸いです。

よろしくお願いします!

矢野大地のTwitterはコチラ

 

作品第2弾は鹿の毛皮のファブリックパネル!

上記でも書いている通り、僕は骨だけでなく皮も全て利用しています!

そこで、僕自身が今までいただいてきた、鹿の毛皮を今はやりのファブリックパネルにしてみました。

 

自然の中でのびのびと暮らす、野生動物たちは全て毛の色、毛並み、模様などが全然違うんです。

 

”それ自体がそもそもアート作品ではないか?”

 

そう思い、自分の手でなめした毛皮をファブリックパネルとして、絵画のように飾ることのできる作品を作りました!

 

詳しくはぜひ、BASEをご覧ください。

 

 

BASEをみてみる

※全て一点もので、出品も獲物がとれないとできないため、売り切れ状態が続いてしまうかもしれませんが、ご了承ください。

「生きる」ことに意味を感じられる人を増やしたい

長々と、僕の想いを読んでいただきありがとうございました。

 

今までは、NPOなどを通して伝えてきた、僕のテーマである「生きる」ことをいろんな形でこれからも表現していこうと思います!

 

アーティストとしての活動も今後活発化していくので、ぜひ末長く応援してくださると幸いです。

 

 

作品についても、販売するものしないものと分けて、制作していきますが、皆様の応援が力となって、上記で書いていたような想いをより多くの人たちに伝えていければと思います。

 

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矢野 大地 (やの だいち)


NPO法人ONEれいほく代表理事・猟師・企画デザイナー
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