2015.12.16

先日、東京上野で開催したイベントにて”田舎に仕事がないのはウソ”てな感じのイベントをしてきたのですが、そこで話したことをまとめておきます！
 

都会と田舎の仕事観の違い

#田舎に仕事がないはウソ
田舎の仕事観と都会の仕事観は全然違う

— 東純平@引っ越したい (@east_azuma_j) 2015, 12月 11

そうそう、まずイベントの最初に僕が言いたかったのは、都会と田舎の仕事観の違いです。

都会は主には組織や企業へ従事して一つのナリワイを持つことがほとんどだと思います。

事実、大学生は就職活動で大体、都会へ行って大手の企業を受けにいきますよね！

田舎は全然違います。

田舎と一概に言っても、いろんな田舎があるので今回の場合は高知県の中山間地域という風に定義しましょう。

基本的には市民生活に必要な病院や郵便などの仕事以外にはほとんどが個人で仕事をすることが多いのが田舎の現状です。

そして、その多くは”社会課題（地域課題）”を解決していくための取り組みや地域資源の活用が主なものなものだと思います。

実際の仕事としては新しく作っていく、創造していくという作業が主なので大変なのは当たり前です。

ただ、田舎の仕事が儲からないということは全然ないんですよ。

林業には切り旬というのがある。
だいたい９月下旬〜３月下旬。
それ以外は副業をして生活していく！
#田舎に仕事がないはウソ

— 矢野大地 (@123Vaal) 2015, 12月 11

林業には切り旬というのがあって、その旬の時期に切るのがいいと言われています。そして、大規模林業だと初期コストがとてもかかるのですが、小規模の自伐林業だとそのあたりのコストが下げられるので、がっつり従事すれば月に手取りで50万円くらいは稼げると思います。

自伐林業は結構大変だけど、実はアツい仕事なんですよ！

山が好きだとか、体力仕事が問題ない人にとってはいいかもしれないですね〜

#田舎に仕事がないはウソ
稲作ではオペレーター制度が取られている。高齢者が若者に耕作を委託する仕組み。高齢者は米を作れ、若者は賃金を得ることができる。

— 東純平@引っ越したい (@east_azuma_j) 2015, 12月 11

農業でも、僕の住んでる本山町だと、農作業オペレーターというシステムがあって、それが新規就農者にとってのハードルを下げる仕組みがあったり、売り方によってはもちろん農業だって儲けれる仕事です！
 

高知へ移住したフリーライター矢野大地さん。イケダハヤトさんのアシスタントでベーシックインカム10万/月がありながら、家庭教師やライター業、イベント企画をやり月収26万で暮らす若者。広い平屋の家賃は1万円。 #田舎に仕事がないはウソ pic.twitter.com/o5BCoUdUTl

— 出張おかみ (@syuttyo_okami) 2015, 12月 11

あと、僕なんかはいろんな仕事をポロポロやってるので、実際同い年で企業に就職した人よりは手取り多いんじゃないかな〜

ブログを始めて情報発信系の仕事は色々とお願いされたりして、収入の半分ぐらいはそんな仕事をしていますしね！

いきなりは難しいから、地域おこし協力隊はいいですよ！

まあ、かといって、すぐに田舎入って仕事を作ったり、見つけることのできる人もそんなにいないので、まずは地域おこし協力隊とかいいのではないかと思います。

この仕組みなら、1〜3年の期間しっかり収入ももらえるし、副業もしていいし、ある程度自由に行動して自分自身でどんどん広げていける仕組みだと思います！

まあ、3年もあればなんらかのナリワイを作ることができるでしょうね。

ただ、地域おこし協力隊にも良し悪しがあってですね。どこの自治体とは言いませんが、協力隊で来ている人が全く自由ができないほど雑務をさせてナリワイ作りどころか忙しすぎてやめてしまうところも実際多いみたいです。

それって全然面白くないですよね。

だから、協力隊を希望している人はぜひ一度その希望する自治体のOBや現協力隊の人に話を聞いてみたほうがいいですよ！行政はうまいこと言って言いくるめたりしますので気をつけてくださいね！

本山町も募集していますので、どうぞ！

地域おこし協力隊、他の地域の人と話を聞くと、方々でひどいイジメがあるという話しを聞く。本山町は人がよく、イジメを受けたことはない。 #田舎に仕事がないはウソ

— Annie Y (@Annie_Yasu) 2015, 12月 11

ちなみに本山町は役場の人たちもなかなか面白く、自由に色々と考えてさせてくれるので、自分で考えて動ける人には超おすすめですよ！

田舎に仕事がないのではない。想像力が欠如しているのだ！

あえて、ぶち込んでいってしまうと、”田舎に仕事がない”なんて考えている人、思っている人。
 

想像力が欠如してますよ。

というよりかはすでに作られている仕事しか、仕事だと考えないという感じなんでしょうね。

まあ、それは仕方ないところもあると思います。だって、学校で教えてくれないですもんね。うん。学校で教えてくれないから、それはないものだと考えているんですよね。なるほど。

全員が企業する選択肢をとるのが正しいといっているわけではないけど、自分自身の働き方や生き方にもっと選択肢を持ったらいいんじゃないかと思うんですよね。

そうやって、田舎にいたいけど、仕事がないから都会に来た的な言い訳もやめてほしいです。

田舎には仕事はあります。

都会で仕事に悩んでて、田舎に行きたいって考えている人。

まずは色々動いてみましょう。それからが自分の生き方を変えていく一歩ですよ！

まずはWORKPORT
、リクナビNEXT
あたりで探してみるのはどうでしょう？

田舎で楽しく仕事しましょうよ！笑

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矢野 大地 (やの だいち)

NPO法人ひとまき代表理事・猟師・企画デザイナー
月間4万人の人に読まれるブログ「ジムニーに乗ったサル」を運営。
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