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こどもの教育にお金を渋ってどうする?日本の教育格差の原因を考えてみた

2015.08.25

もう、成績上げるだけの教育はやめようよ。

小学校から教員目指してて、教育実習行ってから教員になるのやめた理由

こんな記事で色々と教育に関して考え、自分自身の考える理想の教育を目指していろんなActionをしているなかで感じるいろいろな疑問を言語化していこうと思います。

日本が教育に全然お金を使っていない

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参考:教育投資の水準

この表を見て欲しい。これは2009年に取られたデータなので最新のものではないが、ほぼ現在の日本の教育の現状を表しているように思います。

まず、就学前教育段階でのこどもの教育への公費負担割合は約4割5分、それに対してOECD平均は約8割

さて、この数字から読み取れる単純なことは”生まれた家の家計状態によって、教育の機会が決まってしまう”ということ。

例えば、年収が200万円の人と1000万円の人とでは、確実に1000万円の人のほうが家庭外からの教育機会をつくることができるんです。

もちろん家庭教育がしっかりとできれば、家庭外教育の必要性は少なくなってくる可能性があるが、現状は、年収が低ければ低いほど家庭内教育をする時間すらも少なくなってしまいます。

これが《文部科学省HP》のなかでデータを挙げられている、年収と学力が比例しているグラフの原因ではないかと考えています。

このような状況があるなかで、国が教育に使うお金は上記の通り。まだ初等、中等教育(義務教育段階)に関しては世界と比べてもトップレベルで国の負担する予算があるが、高等教育段階になった途端に約3割ほどに減ってしまうんです

国が義務教育段階を重視するのは理解できるが、読み書きの基礎となる就学前段階、進路選択をせまられる高等教育段階において、教育の機会に関して差がつくという現状があるのです。

基礎的な学力や教養を身につけても、それを発揮する機会と場所がないというのが今の日本の教育なんです。

家庭教育、学校教育外での教育の必要性

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いろいろな教育現場に関わるなかで、それぞれの特性と得意な教育スタイルがあることに気がつきました。

家庭教育は生きるために必要な最低限のスキル、そして人との距離感を学ぶのに必要で、学校教育は基礎学力集団行動、また帰属意識の向上を助ける機会を作るのに必要だと思っています。

つまりこれらの教育は今の社会で生きるためには必要な最低限度の教育だと言えると思います。

しかし、現代のような”個”の尊重を重要視された社会で、本当の意味で生きていくためにはこの二つの教育以外の教育が必要になってくると考えています。

それは基礎基盤の上に乗っていくような教育、つまり年齢が関係なくつけていくことのできる教育。

自分のコミュニティ以外の人と関わる機会、ものを売ってお金を得る機会、苦手な人と関わる機会などなどそれは様々な機会をつくるという教育だと考えています。

そんな様々な場面で機会を作っていくのは自分でもあり、周りの人間のサポートがないと得られないものでもあるんです。

まさに、教育的な格差が一番生まれるのはここだと考えています。

教育機会を提供する人たちも自分の生活があるから対価を得てでしかそのような機会をつくるのは難しいんです。

つまり、お金がないとなかなかその機会をつくるのも難しいということなんですね。

こどもは未来のプレイヤーたち

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自分たちがこどもだった時のことを考えるとよくわかります。

どんな教育機会に恵まれてきたかということがとても大切だったかってことが。

こんなことがあったから、今はこうなったみたいに明確なものはないと思いますが、自分が経験したことは必ず考え方や見方を作っていきます。

”自分”という”個”を作っていきます。

そんな積み重ねでみんなそれぞれにプレイヤーになっていくのです。

どんなプレイヤーになるかってところに”教育”の役割が示されてくると思っています。

こどもの時(現代では大学生もこどもでしょうね〜)は支援をしてもらって生きていくしかありません。というか大人になっても自立とは言いますがいろんな人からの支援を受けて生きていきます。

こどもの時は基本は親族や周りの小さなコミュニティからの支援ですが、大人になると自分で考えて繋がっていくひとたちの中から支援をしてもらいながら生きていくんです。

そのまさに大人になってからの支援してもらえるひとを増やすためには、教育機会を増やしていくということが必要だと感じています。

こうして、徐々にそれぞれがプレイヤーとして飛び立っていき次の時代を作っていきます。

そんな大切な未来のプレイヤーたちへ国は全然お金を使っていないというのが現状なのです。経済発展させたいのに教育にお金を使っていない事実があるんです。
なので、国がしてくれないなら、自分たちでやることが必要です。

今はNPOなどの団体がいろんなところで教育機会を作り、支援をしています。

インターネットの普及でどんどん情報が出していける時代ですし、情報を得れる時代です。

教育を自分の見える範囲にとどまらせてはいけないんです。自分の知らないところだからこそ、受けさせる意味があるのが家庭外の教育の価値なのです。

未来のプレイヤーたちがつくる未来を夢見て行っていくのが”教育の意義”だと思っています。

まとめ

つまり、日本の教育格差の原因は国が予算としている教育費が少ないことが多きな問題であると考えています。

家庭環境によって教育の機会が得られない人も多いということです。

ただ、国がやってくれないからできないという話でもないと思うんです。こうした家庭外、学校外教育機会は地域の中や様々な場面で得られるものだからです。つまりお金だけの差ではないと考えています。

家庭内、学校内でもその外からのかかわり合いの中から教育機会をもっともっと増やしていくことが必要だと思うのです。
 

こどもは国の宝。

という言葉がありますが、僕もそう思います。

人をつくるのは人。そして、国も人が作るものなのです。

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